• 神垣歯科医院

歯周病と、身体の病気の関係

更新日:8月20日

歯周病を、口の中だけの病気と侮ることなかれ!

実は、身体全体に関係があるということがはっきりとわかっています。




糖尿病」歯周病になりやすい

糖尿病によって弱っている体は。歯周病菌に抵抗する力も弱くなっています。

ですので、歯周病にかかりやすく、治りにくく、重症になりやすくなります。



骨粗鬆症」歯周病になりやすい

骨密度が低くなることから、同年代の人や、同じ歯周病の要因をもつ人と比べて

歯周病になりやすい傾向があります。

歯周病にかかると、歯周病菌が歯茎に炎症を起こして、歯を支えている骨(歯槽骨)を溶かします。

これを「歯槽骨の吸収」といいます。

骨粗鬆症の人は、正常な骨密度の人たちよりも、歯槽骨の吸収が進みやすいです。



腎疾患」歯周治療で腎臓の状態が良くなる可能性がある

まだまだはっきりしていませんが、一部は歯周病が関係しているかもしれないと言われるようになりました。

歯周病の人は、血液中に炎症性物質が増加しています。

全身が常に軽い炎症の状態になっていて、その状態が腎臓にも悪い影響を及ぼすかもしれない

と考えられるようになりました。



動脈硬化」歯周病が原因で、動脈硬化が起こりやすくなる

歯周病で血液中の炎症性物質が増えると、動脈硬化が起こりやすくなります。

まれに、動脈硬化を起こした血管から、歯周病菌が見つかることがありますが、

歯周病菌が動脈硬化の直接の原因になるのかどうかまでははっきりとはわかっていません。



関節リウマチ」歯周治療で関節リウマチが改善する可能性があります

関節リウマチの患者さんは歯周病にかかりやすく、歯周病が重症になりやすい事がわかっています。

逆に、歯周病があると関節リウマチが悪化しやすいとも言えます。

研究では、関節リウマチと歯周病の両方にかかっている人の歯周病を治したら、

関節リウマチも改善したという報告が多くあります。



妊娠予後」歯周病菌の感染も早産を引き起こす可能性があります


1990年代にアメリカで実際に行われた研究では、歯周病の妊婦はそうでない妊婦よりも

実に7倍も早産になりやすいという結果でした。

早産になるということは、当然赤ちゃんも未熟なままの出産になりますので、

低体重児早産と関連してきます。




こうして深いところまではっきりわかっているものと、そうでないもの

疾患や歯周病の重症度、患者さんの年齢や生活習慣や体質によって異なります。


ですので、その病気が歯周病のせいなのかどうかは、実際に歯周病を治療してみないとわかりません。

お口の健康を保つということは、全身の健康に確実につながっています。

痛みなどの自覚症状が少ないため、おろそかにしがちですが

定期的にメインテナンスを受けて、お口の健康と全身の健康をバランスよく保ちましょう。





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歯周病は、プラークという細菌の塊により引き起こされます。 プラークにより歯肉に炎症が起こると、歯と歯肉の境目の溝(歯肉溝 しにくこうと言います)が 深くなって、歯周ポケットができます。 このポケットの中にプラークの細菌が入り込むと、歯肉の深い部分にも炎症が広がります。 そのうち、炎症は歯を支えている骨などの組織に近づき、骨が吸収されていきます。 病状が進行すると、歯がグラついてくるようになり、最終