口臭は少なくとも、誰にでもあります。
それも、一日の中でも強くなったり、弱くなったりと、変化があります。
とくに寝ている時には唾液の量が減り、お口の中の細菌が増えるため
起床時に口臭が強くなります。
歯周病や糖尿病が原因の病的口臭も、一日のうちに変化がありますが
原因となる病気を治療しないままでは、口臭の生じる時間が多くなります。
一般的に口臭は、食後や歯磨きの後時間の経過にしたがって強くなり、食後に減少します。
食事をすると咀嚼(噛む運動)や舌の動きにより唾液が出て、「自浄作用」により
口臭が減少します。
しかし、食べかすが残ったまま歯磨きしないでおくと、その後に口臭が強くなります。
プラーク汚れや歯石を放っておくのも、口臭がつよくなります。
また、舌に白く(または茶色く)付着する汚れを舌苔(ぜったい)といいます。
これも口臭の原因になります。
歯磨きの時、最後に舌を奥から舌先に向かって歯ブラシで軽く擦って清掃しましょう。
その場合一度に汚れを落とそうと、ゴシゴシ擦ると舌を傷つけてしまうことがありますので
あくまでも軽く、何度かの歯磨きに分けてお掃除すると良いです。
漢方薬や服用中のお薬の関係で、舌苔が着く場合もあります。
口臭の治療法
歯周病など口の中の病気や、糖尿病など全身の病気が原因の場合
その病気の治療を行うことが必要です。
そうでない場合は、正しい歯磨きの仕方に加え
歯間ブラシやデンタルフロスといった補助清掃用具を使って
お口の中の口臭を発生させる細菌を減らしましょう。
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